皆さん、こんにちは。
大分賀来整骨院です。
最近、天気も良くとても気持ちいい日が続いていますね。
これから夏になっていくにつれ、気温も高くなってきますので、水分補給はこまめに取るようにしていきましょう。
今回は肘の痛みについてお話していこうかなと思います。
スポーツなどによる強い外力(投球動作や投擲など)や日常生活で頻繁に弱い外力が加わった場合に、肘関節への負荷が増加し、痛みを生じます。
また、肘関節の屈曲・伸展運動と前腕の回内・回外運動が、筋疲労や靭帯損傷などにより制限されると、肩関節や手関節の痛みが誘発されることもあります。
肘の内側が痛む→内側上顆炎(ゴルフ肘)・野球肘・内側側副靭帯損傷・肘部管症候群etc…
肘の外側が痛む→外側上顆炎(テニス肘)・橈骨神経管(後骨間神経)症候群・滑膜ひだ障害etc…
その他にも、骨折や脱臼、変形性関節症、リウマチ、小児では肘内障など存在します。
肘への負担を減らすためには、筋肉を柔軟に保ち、可動域が狭くならないようにすることが重要です。肩関節の硬さが肘関節に負担をかけることも多いため、肘の周りの筋肉をほぐすストレッチと肩関節の後ろ側の筋肉をほぐすストレッチが有効になります。
肘を酷使することで痛みが出ている場合は、痛みのある部位を固定するサポーターを利用することも、肘を保護する上で有効です。また、肘へのストレスを減らすために予防としてサポーターを使うのもおすすめです。サポーターによって固定の程度や、保護できる部位などはそれぞれ違うので、不安がある場合は整形外科などの専門医を受診し、担当の方のアドバイスのもとでサポーターを選びましょう。
特に野球肘や上顆炎など、炎症が起こしている場合はアイシングがとても有効です。アイシング一回につき大体15~20分を目安に行いましょう。感覚としては、皮膚の感覚は時間の経過とともに「冷たい感じ→ヒリヒリする感じ→しびれて感覚がなくなる感じ」と変化しますが、やめる目安は「しびれて感覚がなくなる感じ」になってから5分程度。逆に患部を冷やしすぎや頻繁にアイシングを行ってしまうと凍傷の恐れがあるので、注意して行いましょう。